球児 契約延長オプション付きでレンジャーズと1年で合意

[ 2014年12月13日 11:41 ]

13年、笑顔で話し合うカブス・藤川(左)とレンジャーズのダルビッシュ
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 米メディアは12日、カブスからフリーエージェント(FA)となっている藤川球児投手(34)がレンジャーズと1年契約に合意したと伝えた。また、これには球団が16年まで契約延長を行使するかのオプションが付く。

 藤川は阪神で220セーブを挙げ、日本球界で活躍をした後に海外FA権を行使して13年に2年総額950万ドル(約11億2000万円)でカブスと契約。メジャー1年目の開幕戦でいきなり初セーブを挙げたが、その後、右肘の張りを理由に故障者リスト入りすると一度は復帰したものの、結局、6月に靱帯修復手術を受けた。

 約1年のリハビリを経て、藤川は8月にメジャー復帰。今季は15試合に登板して13回を投げ、防御率4・85という成績だった。カブスが来季の年俸550万ドル(約6億5000万円)という藤川との契約延長オプションを行使しなかったため、今オフにFAとなっていた。

 レンジャーズは今季、開幕からソリアーが抑えを務めていたが7月にタイガースへトレード。その後、フェリスが後釜となり、30試合に登板して13セーブ、防御率1・99と安定した働きを見せていた。しかし、このフェリスも藤川と同じく右肘に故障歴があり、今季の奪三振率は5.97と09年のメジャーデビュー当初に比べると約半分にまで数字が落ち込み、来季も抑えを務めるか微妙だった。

 そんな状況の中で、藤川が加入するレンジャーズ。ブルペンに厚みが増し、今季は4・02でリーグ11位という救援防御率も来季は改善されそうだ。

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