敦賀気比「団結力」で19年ぶり4強 指揮官も驚く粘り11安打7点

[ 2014年8月23日 05:30 ]

<敦賀気比・八戸学院光星>初回2死一、二塁、敦賀気比・峯が先制の3ランを放ちゆっくりベースを回る

第96回全国高校野球選手権準々決勝 敦賀気比7―2八戸学院光星

(8月22日 甲子園)
 1921年(大10)の第7回大会で和歌山中(現桐蔭)が記録した4試合連続2桁得点はならなかった。それでも敦賀気比は11安打7得点の快勝で、19年ぶりの4強入り。東哲平監督は「見ていてびっくりするくらいの団結力。本当に選手が凄い力を出している」と称えた。

 初回、簡単に2死を取られた後、連続四球で一、二塁とし、5番の峯が「2アウトからつないだチャンスだったので、絶対打ってやろうと思った」と自身今大会第2号となる先制3ランを左翼席中段まで運ぶ。強打だけではない。4―0の5回無死一塁ではここまで2安打の峯が指示通りバントを決めて好機を広げ、後続が走者を還して3点を加えた。

 次戦は福井勢初の決勝進出を懸けて大阪桐蔭と激突。東監督は「上を目指さず、一戦一戦、目の前のチームと戦いたい」と無心を強調した。

 ▼敦賀気比・平沼(4安打2失点10奪三振で今大会3度目の完投)監督さんに、このチームは打撃だけや、とハッパをかけられたから頑張った。

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2014年8月23日のニュース