則本 8回3安打無失点で11勝目 自己最速154キロも 楽天は3連敗でストップ

[ 2014年8月23日 17:12 ]

<オ・楽>11勝目を挙げた楽天・則本

パ・リーグ 楽天2―0オリックス

(8月23日 京セラD)
 楽天の則本昂大投手(23)が23日、京セラドーム大阪で行われたオリックス16回戦に先発登板し、8回2安打無失点で今季11勝目(8敗)をマークした。

 この日は今季12勝で、ハーラーダービートップをゆくオリックス・西勇輝投手(23)との投げ合い。

 序盤はお互い走者を出しながらも要所を締める展開で、ゼロ行進が続いた。だが、楽天が4回、連打で築いた無死一、二塁から4番・ジョーンズが3連打目となる左中間への二塁打を放ち、2点を先制すると、則本はその裏、四球、安打、死球で2死満塁のピンチを招いたが、続く川端を三塁ゴロに仕留めてピンチを脱出。今季ここまで無四球試合がリーグ最多の5回と制球には定評のある則本は4四死球と苦しみながらも7三振を奪い、チームの連敗を「3」で止めた。

 則本は9回からマウンドを2番手のファルケンボーグに譲り、2試合連続の完封勝利は逃したが、西に投げ勝っての11勝目となった。

 7回に自己最速となる154キロも計測した則本は「数字として出たことは良かったですし、球速以上に質が良かったと思います」と冷静にコメント。「何とかチームを勝たせたい気持ちがあったので、一生懸命投げました」と振り返った。

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2014年8月23日のニュース