殿堂入り野茂氏 アマ野球応援「思い入れ誰よりも強い」

[ 2014年7月19日 05:30 ]

<全パ・全セ>殿堂入りのセレモニーでピーター・オマリー氏(右)と記念撮影する野茂英雄氏

 今年1月に野球殿堂入りした日米通算201勝の野茂英雄氏(45)ら3氏の表彰式が18日、西武ドームで球宴第1戦の前に行われ、花束とレリーフが贈られた。日本人選手の大リーグ移籍の先駆けとなった野茂氏。95年のドジャース移籍時のオーナー、ピーター・オマリー氏(76)から花束を受け取って「球宴前に式をしてもらい、ファンの方たちに見てもらえてうれしかったし、ありがたかった」と喜んだ。

 史上最年少(45歳4カ月)での選出。かつて名勝負を演じた思い出の地で、晴れやかな表情でレリーフを見つめた野茂氏は「早いなと思う。まだ若いので」。でも、若いからこそ球界へ今後の貢献も期待される。無名の成城工(大阪)から新日鉄堺へ進んでトルネード投法の素質が開花。それだけに、育ててくれたアマ野球への思い入れは誰よりも強い。NPB球団での指導者という道も開けているが「僕は野球を応援している。特にアマ野球が大事だと思っているので、NOMOベースボールクラブでまずは(チームのある兵庫県)豊岡市を元気にすることを目指したい」と話した。

 恩返しはアマ球界から。野茂氏の野球への情熱がそこにあった。

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2014年7月19日のニュース