松井裕また制球難 4回5四球3失点で降板しプロ初勝利お預け

[ 2014年6月19日 19:37 ]

<広・楽>3回2死二・三塁、松井裕はロサリオに先制の2点適時打を許す

交流戦 楽天―広島

(6月19日 マツダ)
 やはり課題は制球だった。楽天のドラ1ルーキー・松井裕が4月23日以来約2カ月ぶりに先発したが、4回を投げ90球、3安打5四球3失点で降板。プロ初勝利はまたお預けとなった。

 初回は三者凡退に抑えたものの、2回は3四球で1死満塁のピンチに。この場面は連続三振で切り抜けたが、3回も2四球とボークなどで2死二、三塁とし、ロサリオの2点右前適時打を浴びた。4回は三振2つでテンポ良く2死を奪ったものの、梵に三塁ベース直撃の二塁打を浴び、続く菊池には左前適時打を許した。

 今季は4試合で3敗。制球に苦しみ防御率6・05で4月下旬に2軍落ちも、2軍では6試合で防御率0・89。1軍昇格した6月7日には中継ぎで2回1安打無失点と好投。この日は4回で6三振と投球イニングを上回る三振を奪ったものの、課題を克服できなかった。

 松井は「良いイニングと悪いイニングがはっきりしていた。長いイニングを投げさせてもらうには波をなくさないと。そのあたりが反省です」と悔やんだ。佐藤監督代行も次回登板に明言を避けた上で「バランスだよね。ブルペンでは球は抜けないんだから…」と本番で力を出し切れない左腕に苦言を呈していた。

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