宮国インフル離脱で“黄信号” 巨人先発ローテ再編も

[ 2014年3月12日 06:02 ]

ラケットを使い練習する今村(右)

 巨人の投手陣が再編を迫られる可能性が出てきた。開幕ローテーション入りを目指していた宮国が体調不良を訴え、川崎市内の病院でインフルエンザと診断された。当面は寮の自室で療養に努める。

 宮国は10日の阪神とのオープン戦(伊勢)に先発し、4回6安打2失点。「いいところも悪いところもあったが、感覚としては良かった」と手応えを口にし、川口投手総合コーチも「(前回から)中5日でしっかりピッチングができた」と評価していた。一方、同日の伊勢地方は午後2時の気温が3・2度と冷え込み、試合中には雪も舞っていた。過酷な条件も体調を崩す要因となった可能性がある。

 今後の登板予定は白紙。静養中の体力の低下は避けられないとみられ、首脳陣の期待も大きかった右腕の開幕ローテーション入りに黄色信号がともった。代わりに開幕ローテーション入り候補に浮上したのが、左肩の張りが癒えて復活した今村。12日のイースタン教育リーグ・楽天戦(ジャイアンツ球場)で1イニングに登板する。

 今村は宮崎での1次キャンプ中に左肩の張りを訴え、2月11日から2軍調整を続けてきた。23日にブルペン投球後は順調にリハビリを消化。この日もジャイアンツ球場のブルペンで43球を投げ込み「キャンプでケガをしていてずうずうしいですけど(開幕に合わせて)準備しています」と語気を強めた。思わぬ形で巡ってきたとはいえ、今村が逆転での開幕ローテーション入りへ、猛アピールする。

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2014年3月12日のニュース