メッセ G封じ任せろ!昨季は中継ぎ1試合大炎上もリベンジ誓う

[ 2014年1月30日 05:30 ]

メッセンジャーはラフな姿で来日し笑顔でVサイン

 阪神のランディ・メッセンジャー投手(32)とマット・マートン外野手(32)が29日、関西空港着の航空機で来日した。右腕は昨季、中継ぎで1試合だけの登板に終わり、1イニングを持たず5失点降板した巨人戦への先発を“志願”。マートンは残り53安打で並ぶ、球団史上最強助っ人、ランディ・バース氏の持つ球団外国人通算最多の743安打超えに意欲を示した。

 宿敵を倒さないことには悲願のV奪回はない。報道陣から2年連続の開幕投手への思いを問われたメッセンジャーは熱い思いで巨人戦先発を志願した。

 「開幕戦はジャイアンツですよね。ジャイアンツに対して、去年、和田監督がボクを(先発で)使ってくれた回数をご存じですか? 12年は6試合。11年は3試合あった。でも、13年はゼロ! ナンデ!? もちろん(巨人戦に)投げたい!」

 悔しい思いを胸に秘めていたのだろう。チームのために巨人を倒し、リベンジしたかった。昨年は前半戦は登板が巡りあわず、7月に中継ぎで1試合のみ。7月17日の甲子園で7回からマウンドに上がると、長野に3ランを浴びるなど5安打5失点の大炎上を演じてしまった。球宴前の最終戦は中4日での“スペシャル”継投だったが、2死をとるのが精いっぱいだった。昨季の巨人戦防御率は67・50。後半戦も汚名返上の機会は与えてもらえなかった。

 「座って見ているだけじゃつまらないというんじゃないけど…、対戦相手は5チームある。同じチームばかりじゃなく、他のチームにも投げたいよね」

 自信もある。昨季こそ救援失敗したが、前回先発した12年9月5日(甲子園)は、9回を4安打124球で投げ抜く完封勝利を挙げた。12年は先発6試合で1勝2敗も、防御率2・15と好投。セ・リーグ5球団の中で先発した試合数は巨人戦が一番多かった。

 「体の状態はいい。肩、ヒジも問題ない。シーズンに向けて順調だよ」

 例年通り体作りに励んだオフ。地元ケンタッキー州にあるカンバーランド大の学生相手に、すでに2度の打撃投手も務めた。

 「とにかくタイガースは自分に対していい環境を用意してくれている。最終的にタイガースを選ぶことは難しい決断ではなかった」

 米球団の誘いもあった中で選んだ2年契約。メッセのハートは、早くも宿敵へのリベンジに燃えていた。

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2014年1月30日のニュース