坂崎一彦氏死去 巨人で活躍、天覧試合でONと競演弾

[ 2014年1月30日 05:30 ]

巨人時代の坂崎氏の打撃

 巨人、東映(現日本ハム)で外野手として活躍した坂崎一彦(さかざき・かずひこ)氏が1月28日午前1時40分、胃がんのため大阪府豊中市内の病院で死去した。76歳だった。通夜・告別式は近親者のみで行い、喪主は妻正子(まさこ)さんが務めた。

 坂崎氏は大阪府豊中市出身。浪華商(現大体大浪商)で55年のセンバツに出場し、桐生(群馬)との決勝戦では本塁打を放つなど優勝に貢献。56年に巨人に入団。1年目から1軍で活躍し、59年にはベストナインを受賞した。同年6月25日(後楽園)の天覧試合では5番で出場し、5回に小山正明から4番の長嶋茂雄と連続ホームラン。この試合では7回に王貞治も本塁打を放ち、初のONアベック弾となった。65年からは東映に移籍し、67年に引退。通算成績は1207試合で打率・249。74本塁打。387打点。オールスターゲーム出場3度。

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2014年1月30日のニュース