楽天 新助っ人は「四球のギリシャ神」映画で有名になった“熱い”男

[ 2013年12月21日 06:53 ]

今季ヤンキースでイチロー(左)とユーキリス

 ユーキリスの名前は、映画化されたノンフィクション「マネー・ボール」で全米に広まった。出塁率を重視するアスレチックスのビリー・ビーンGMが注目。ギリシャ系の名前から「四球のギリシャ神」と紹介された。

 敬けんなユダヤ教徒で練習熱心でも知られる。しかし、グラウンド上では闘志をむき出しにする。凡退後、ヘルメットをグラウンドに叩きつけるのは日常茶飯事。その強烈さは音が球場内に響くほどだ。熱くなりすぎて、レッドソックス時代に同僚だったメジャー通算555本塁打のマニー・ラミレスと試合中にけんかになったことも。「闘将」こと星野監督率いる楽天にはピッタリだろう。

 スキンヘッドと、ヒゲ禁止のヤンキースに加入するまで口の周りに生やしていたヒゲがトレードマーク。8年半プレーしたレ軍の本拠地ボストンでは、熱いプレーぶりが愛された。ファンは「ブーイング」ならぬ「ユーイング」を送って応援。ボビー・バレンタイン監督と衝突してチームを去った後も、対戦相手としてフェンウェイ・パークを訪れると、総立ちの拍手で迎えられた。

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2013年12月21日のニュース