桧山氏、後輩へ熱きエール「タイガースが強いと大阪が盛り上がる」

　今季限りで現役引退した元阪神の桧山進次郎氏（４４）が１８日、大阪府の教育長賞スペシャルプレゼンターに就任したことを受け、大阪市内の大阪府咲洲庁舎で松井一郎知事、中原徹教育委員会教育長を訪問した。２２年間着続けたタテジマのユニホームを脱いでから、約１カ月。スーツに身を包み、来季９年ぶりのＶ奪回を目指す後輩たちに、熱いエールを送った。

　「ここ数年、優勝から遠ざかっていますし、応援してくださっているファンの方々のストレスも、すごくたまっていると思う。後輩たちには、みなさんにおいしい思いをしていただけるように、頑張ってもらいたい。そのためにぼくたちＯＢもサポートしていきたい」

　引退後も気になるのは愛するチームのこと。歓談中は松井府知事に「ぜひ、期待しています。強いタイガースを」と声を掛けられ、「タイガースが強いと大阪が盛り上がる。全国にタイガースファンがたくさんいてくださる。日本中が活気づいてきます」と返答した。

　来季は後輩たちに託すが、いつかは自身もその期待に再び応える日を思い描いている。数年後、指導者となる可能性を問われると「もちろん野球が好き。長年野球をやって、この世界から離れたくない。もう一度、外から野球の勉強を仕直して…。こればっかりは縁なので、声をかけてもらえるように。ボクの力が必要だといってもらえるように、準備をしていきたい」と笑顔で意欲を示した。