マー君 楽天デーに最高パフォーマンス、お立ち台で「最高で~す」

[ 2013年7月9日 21:30 ]

<楽・日>3回 2死 中島卓の打球に猛ダッシュする楽天・田中

パ・リーグ 楽天5―0日本ハム

(7月9日 東京D)
 先月16日の阪神戦以来の完封。楽天・田中は日本ハム打線を116球、被安打4で軽々と9つの「0」を並べてみせた。

 走者を三塁まで進められたのは3回だけ、ここは1番陽岱鋼を遊ゴロにしのいで序盤のピンチを乗り切った。そのあとは散発的に安打を許すが危なげなく、12連勝。これで40イニング連続無失点、防御率は1・24まで上がった。

 この日は東京ドームでの楽天グループデー、4万3683人の大観衆を前にこれ以上ないパフォーマンスを見せた。「年に1回のことなので、最高の試合が出来ればと思っていた。こういう形(完封)で勝ててよかった」と安どの笑みを見せた。

 チームはガッチリ首位を守ったが「意識せずしっかり、自分の投球を」と試合中も緩急をカントロールして、主導権を渡さなかった。クリーンアップには3番アブレイユの1安打のみ、二刀流ルーキー大谷には死球、四球、遊ゴロと仕事をさせなかった。記録についても常々「シーズンが終わってから」と語っており、この日も「ファンの皆さんが楽しんでいただけたら」とあくまでも勝ちにこだわっていく。

 最後には「巨人の阿部さんの言葉を借りて、最高で~す」と締め、大喝采を浴びていた。

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