逆転3ランの阿部、坂本“敬遠”に「スイッチ入った」 

[ 2013年6月6日 21:55 ]

場内を回り最後にファンとハイタッチをする阿部

交流戦 巨人4-2日本ハム

(6月6日 東京D)
 最後を西村が締めてゲームセットの瞬間、阿部は右手でガッツポーズをつくった。8回に自ら放った逆転3ランでチームは3連勝。大歓声に包まれた東京ドームのお立ち台に上がると「うれしかったです」と勝利の味をかみしめた。

 豪快な一振りだった。1点ビハインドでの終盤8回。2死二塁から坂本が敬遠気味に歩かされ、打席が回ってきた。「(坂本が)2ボールになった時に僕と勝負だろうと。ネクストバッターズサークルでスイッチ入れました」。

 ダブルスチールで2死二、三塁となった後、カウント2-2からの6球目。142キロ直球を振り抜くと、打球は巨人ファンで埋まる右翼スタンドへと突き刺さった。「感触?なかったです。会心です。最高ですって言った方がいいですか?最高で~す」。

 小笠原の代打サヨナラ3ランに続く、連夜の劇弾。原監督は顔をほころばせながら「鳥肌の立つようなね、ベンチにいても、素晴らしいホームランだった」と阿部の一撃に興奮していた。

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2013年6月6日のニュース