鳥谷の盗塁が救った!「あれがなかったら終わっていた」

[ 2013年3月9日 07:06 ]

<台湾・日本>9回2死二塁、井端は中前に同点適時打を放ちガッツポーズ

WBC2次ラウンド1組1回戦 日本4―3台湾

(3月8日 東京D)
 ギャンブル。賭けともいえる采配が、勝利への道しるべとなった。1点を追う9回2死。打席には井端。その初球。一塁走者の鳥谷が猛然とスタートを切った。際どいタイミングながら二塁はセーフ。鳥谷が「いつも準備をしておけと言われていたから、チャンスがあったら行ってやろうという気持ちだった」と胸を張った。

 高代内野守備走塁コーチは鳥谷の盗塁に「あれがなかったら終わっていた。彼に救われた」と絶賛すれば、梨田野手総合コーチも盗塁は「サインでイチかバチかでいくしかなかった。相手投手のクイックの秒数も(情報として)入っていたし、よく走った」と、ギャンブルの中にも成功の可能性が十分あった上でのスチールであることを明かした。

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