藤浪に18年目の日高も感心「新人が部屋に来たのは初めて」

[ 2013年2月1日 06:00 ]

和田監督(右手前)の向こうで緊張の面持ちの藤浪(左)。中央は松田

 阪神の全体ミーティング。最前列に座った藤浪(大阪桐蔭)は無数のフラッシュを浴びる。昨年の甲子園で春夏連覇を達成した大型右腕の注目度の高さが、あらためてうかがえた。

 新人合同自主トレから「完全に休むのは良くない」と、休養日も体を動かした。ブルペンでは捕手を座らせず、変化球を封印するなど、自らが考え抜いた調整法でキャンプに備えた。

 27日に合同自主トレに合流すると、鳥谷や桧山らに一人一人、あいさつした。「全員、年上の方なので当然」と話した右腕の早くチームに溶け込もうとする姿勢を、18年目の日高は「新人が部屋に来たのは初めて。18歳とは思えない」と感心していた。

 チームの投手陣は若手が伸び悩んでいる。和田監督は藤浪を、球団の高校出新人では異例の1軍からスタートさせることを決断し、開幕先発陣入りの構想も温める。注目、期待を一身に集める中、藤浪は「ケガのないように体をつくりたい。タイガースのために、力になれるように頑張ります」と静かに意気込んだ。

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2013年2月1日のニュース