糸井にレンジャーズが熱視線…打って守れる中堅手は貴重

[ 2013年1月23日 06:00 ]

日本ハム・糸井は鎌ケ谷の室内練習場で自主トレ

 大リーグ関係者は、糸井について「日本にスカウトを派遣している全球団が注目している」と話した。

 1メートル87、88キロの体格は大リーガーに引けを取らず、強肩、俊足を生かした守備力を高く評価。メジャーでも、「打って守れる中堅手」は少ない。打率は4年連続で3割超え、出塁率は2年連続でパ・リーグ唯一の4割超え。中でも熱心なのが、ダルビッシュが所属するレンジャーズだ。

 レ軍のスカウトの一人は「大変な才能を感じさせる選手。素晴らしい外野手」と絶賛。外野手が手薄なチーム事情も獲得へ後押しする。10年ア・リーグMVPの中堅手ハミルトンが昨年12月、エンゼルスへ移籍。主砲の穴を埋める補強は進んでいない。

 現状での相場は入札額も含め、3年契約で合計3000万ドル(約26億7000万円)前後の見通し。その場合は入札額が1500万ドル(約13億3500万円)で、年俸が500万ドル(約4億4500万円)程度となる。

 今季終了後にはグランダーソン(ヤンキース)、エルズベリー(レッドソックス)らの大物中堅手がFAとなる見込み。ヤ軍のスカウトも「もちろん糸井は知っている。調査も続けている」と熱視線を注いでいる。

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2013年1月23日のニュース