高木監督の挑発に乗らず…ブランコ「35本以上はいける」

[ 2013年1月23日 06:00 ]

来日したDeNA・ブランコは力こぶをつくり笑顔

 DeNAの新4番が高木竜への恩をあだで返す。昨季限りで4年間在籍した中日を退団し、今季からDeNAに移籍したトニ・ブランコ内野手(32)が22日、成田空港着の航空機で来日。

 3月29日の今季開幕戦で対戦する中日の高木監督が昨年に「落ちるボールを投げときゃ三振や」と発言したことに、「(作戦を)教えてくれたのでありがたい。でもフォークで攻めるのは他のチームも同じ。大丈夫だよ」と一蹴した。

 例年は年末年始に1カ月の休養を取るが、今オフは1週間休んだだけで練習に没頭。体重は昨年10月の110キロから7キロ減の103キロで、故障に強い体づくりを目指している。中畑監督は早々と4番に指名。来日通算111本塁打の長距離砲は「40本塁打は打ちたい。横浜スタジアムは狭いし35本以上はいけると思う」と自信を口にした上で、09年7月19日に同球場で放った左翼場外弾を振り返り「今度はDeNAのユニホームで場外弾を打ってファンを喜ばせたい」と話した。

 ファンサービスにも意欲的で、「中日ではやらなかったが、ぜひラミレスとパフォーマンスをしたいね。2人で60本塁打以上は打てる」と共闘を約束。DeNAが横浜スタジアム周辺にブランコをつくる計画を検討していることにも、「ブランコがブランコはちょっと寒いね」と厳しい突っ込みを入れつつ、「ファンが喜んでくれるなら乗るよ」と上機嫌だった。

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2013年1月23日のニュース