高津臣吾氏 スポニチ評論家就任

[ 2013年1月23日 06:00 ]

スポーツニッポン東京本社を訪れ森戸社長(左)と握手を交わす高津氏

 プロ野球歴代2位の通算286セーブを記録し、メジャーでも活躍した前BCリーグ新潟選手兼任監督の高津臣吾氏(44)が22日、スポーツニッポン新聞の評論家に就任した。

 昨季限りで現役を引退。22年間のプロ生活に終止符を打ち、今後は野球評論家として、国内、メジャーなど幅広く活動していく高津氏は「いろいろな国で野球を経験してきたのは自分の財産。それを生かして野球の面白さ、奥深さを伝えていきたい」と話した。

 高津氏は伝家の宝刀シンカーを武器に90年代にヤクルト黄金時代を築き、4度の日本一を経験。04年にメジャーに移籍し、ホワイトソックスでは24試合連続無失点を記録するなど「ミスター・ゼロ」と呼ばれた。その後は韓国や台湾でもプレー。日米韓台の4つのプロリーグでセーブを挙げた唯一の投手となり、11年には名球会入りした選手として初めて日本の独立リーグでもプレーした。

 高津氏はWBCにも注目。「韓国代表には元チームメートもいるし、台湾で対戦した選手もいる。彼らとも取材現場で再会したい」と話した。

 ≪東京本社訪問≫高津氏はこの日、東京・越中島のスポーツニッポン新聞東京本社を訪れ、森戸幸生社長に就任あいさつを行った。森戸社長から「よろしくお願いします」と激励を受け、固く握手。メジャー、韓国、台湾の野球も経験している同氏だけに、さまざまな話題で盛り上がった。

 ◆高津 臣吾(たかつ・しんご)1968年(昭43)11月25日、広島県生まれの44歳。広島工から亜大に進み、90年ドラフト3位でヤクルト入団。最優秀救援投手に4度輝き、04年にFAでホワイトソックス移籍。その後メッツを経て、06年ヤクルト復帰。08年は韓国ヒーローズ、09年はジャイアンツ傘下3Aフレズノ、10年は台湾の興農でプレー。11年はBCリーグ新潟に入団し、昨年は兼任監督としてチームを初の独立リーグ日本一に導いた。日本では通算598試合で36勝46敗、286セーブ。メジャーでは通算99試合で8勝6敗、27セーブ。

続きを表示

2013年1月23日のニュース