高津監督「もう一回野球の勉強がしたい」 現場離れ“充電”へ

[ 2012年11月3日 11:27 ]

退任会見を行う独立リーグ、BCリーグ新潟の高津監督

 今季限りで退任する独立リーグ、BCリーグ新潟の高津臣吾兼任監督(43)が2日、ハードオフエコスタジアム新潟で退任会見を開き、新潟での2年間を振り返った。

 冒頭で口にしたのは「いい思い出が詰まった、この地を離れるのは非常に寂しい」という言葉。退任を決めたのはレギュラーシーズン終了後で「(理由は)一つや二つじゃないが、これからまだ野球人生が続いていく中で、ちょっと自分勝手かもしれないが、自分がステップアップしていくために…、を優先して考えた」と明かした。

 新潟が現役最後、監督として最初のチームとなったが「プレーする機会、指導者としてスタートする機会を与えてもらって感謝している。充実した素晴らしい2年間だったし、ここで勉強したことは、これから必ず生きてくると思っている。ここに来てよかった」と語った。

 今後は未定だが、一度現場を離れる。「もう一回野球の勉強がしたい。本当はここにいて、両立できたら一番良かったのかもしれないが。ユニホームを脱いでから感じることも、何かに出会うこともあると思うので期待している」と“充電”を強調した。選手たちに残したのは、成長を求める熱いメッセージ。「最後のミーティングで伝えた。野球人として今シーズンは勝者になったが、人生において勝者に、最高の幸せをつかんでほしい。彼らはまだまだ進化していく必要があると思う」とエールを送った。

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2012年11月3日のニュース