悔しさあふれる栗山監督「夢じゃあ、駄目ですね」

[ 2012年11月3日 22:42 ]

抱き合って健闘をたたえ合う巨人・原監督(左)と日本ハム・栗山監督

日本シリーズ第6戦 日本ハム3-4巨人

(11月3日 東京D)
 最後の最後で、夢はかなわなかった。日本ハムの栗山監督は「選手たち、ファンの皆さんに申し訳ない。もう1試合やらせてあげたかった…。こんなに悔しい思いも何十年ぶり。夢じゃあ、駄目ですね。やられると本当にそう思う。負けると本当に悔しいんだ、と思った」とかみしめるように語った。

 就任1年目、しかもエースのダルビッシュ(レンジャーズ)が抜け、苦戦が予想された中、吉川をエースに育て上げ、中田を4番で使い続けてパ・リーグを制覇。日本シリーズまで進出した。それでも「ボクが就任1年目でなければ、もっとできたのではないか、と思う。選手は本当によくやってくれた。こんなに申し訳ないと思ったのも初めて」と自責の言葉が口をついて出た。

 だが、この1年は選手たちばかりでなく、栗山監督をも成長させたことは確かだ。「休んでいる場合じゃない。来年みんなで頑張って、もっと強いチームをつくっていきたい」最後は、自分に言い聞かせるように語り、前を向いていた。

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