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阿部「バシッ」公開説教!沢村 その後は別人8回無失点

<巨・日>初回2死一、二塁、阿部(右)に頭を叩かれ気合を入れられる巨人・沢村

日本シリーズ第2戦 巨人1―0日本ハム
(10月28日 東京D)
 女房役の鉄拳で目が覚めた!コナミ日本シリーズ2012は28日、第2戦を行い、巨人が1―0で日本ハムを下して2連勝。先発の沢村拓一投手(24)は8回を3安打無失点。初回にけん制のサインを見落とし、阿部慎之助捕手(33)に頭を叩かれたが、その後は気迫の直球勝負で、長野久義外野手(27)の先頭打者アーチによる1点を守った。接戦を制した原巨人は最高のムードで、30日に第3戦が行われる敵地・札幌に乗り込む。
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 サインを見落とした沢村のもとに、怒りが頂点に達した阿部が近づく。「バシッ!」と右手で頭を叩いた。「しっかりしろよ、おまえ!」。日本シリーズという大舞台での公開説教。東京ドームを埋めた4万4932人の大観衆もざわついた。

 「ああいう場面でサインを見落とすのはあってはならない。興奮状態?関係ないですね」

 強心臓の沢村でも、日本シリーズ初登板は特別だった。第1球は、いきなり陽岱鋼に死球。さらに2死から中田にも死球を与えて一、二塁となった。次打者の稲葉に1球投じた後に、二塁けん制のサイン。素早く坂本が二塁へ入ったが、沢村はプレートを外しただけだった。これを見た阿部がマウンドに向かった。「やるべきことをやってなかったから。1点を争うゲームだから」。あえてベンチではなくマウンドで厳しい行動に出た。

 「愛のむち」に沢村の目が覚めた。稲葉を一ゴロに仕留めると、2回以降はエンジン全開。「昨日、内海さんがあれだけ凄い投球をした。負けないような投球がしたかった」。8回は全て直球で3者連続三振に仕留めて雄叫びを上げた。全108球中、約7割が直球。「腹をくくった」と内角をぐいぐい攻めた。8回を散発3安打無失点。初回の1点を守った。

 9月にはプロ初の2軍落ちも経験した沢村も、ポストシーズンでたくましさを増した。3連敗の崖っ縁で迎えた20日の中日とのCSファイナルS第4戦(東京ドーム)では6回無失点で勝利し、巻き返しの主役となった。第6戦でも中1日でリリーフ。この日の2戦目は順番でいけばホールトンだったが、首脳陣は沢村の勢いを買った。原監督も「CSの時からひと皮、ワンランク上がったピッチングをしてくれている」と絶賛した。

 「劇的に何かが変わることはない」とこれまでの自分を信じ、沢村は帽子のツバに「“信”」の文字を書いた。CSでのお立ち台で「あしたも勝ーつ!」と絶叫した背番号15は再び声を張り上げた。「あさっても勝ーつ!」――。

[ 2012年10月29日 06:00 ]

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