チームのために決めた…石井「若い選手の邪魔をしたくない」

[ 2012年8月27日 17:34 ]

記者会見で今季限りでの現役引退を表明し、目に涙を浮かべるプロ野球広島の石井琢朗内野手

 広島の石井琢朗内野手(42)が27日、今季限りでの現役引退を表明。黒いスーツに身を包んだプロ24年目のベテランは、言葉を詰まらせる場面もあった。

 ―今の気持ちは。

 「いろんな思いがあるが、背負っていたものを全部落とした、それに近いものがある」

 ―決断した理由は。

 「若い選手が結果を出している中で、邪魔をしたくない。現役にこだわるものは何かと葛藤していたが、記録のためにこだわるのはチームのために良くないと思った」

 ―一番の思い出は。

 「ありすぎて、これというのはない。でも悔しい思い出しかない」

 ―家族に伝えた時は。

 「上の子にもう少しカープでやってほしいと言われたのはつらかった」

 ―引退後は。

 「具体的にはこれというのは決まっていない。自分の中で考え方をリセットして、何がやりたいのか視野を広げて考えたい」

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2012年8月27日のニュース