筒香 思い出の甲子園で逆転V三塁打!

[ 2012年6月23日 06:00 ]

<神・D>決勝三塁打を放った筒香(左)とガッツポーズの中畑監督

セ・リーグ DeNA2-1阪神

(6月22日 甲子園)
 あの夏を思い出させるように、甲子園にDeNA・筒香のバットから快音が響いた。1点を追う6回2死一、二塁から右翼線に逆転三塁打。4回の打席で捕邪飛に仕留められたカーブを、今度は体勢を崩されながらも捉えた。

  「直球に振り遅れていたので直球のタイミングで待っていて体が反応してうまく打てた。甲子園はファンも多いし独特の雰囲気があります」

 横浜高2年生だった08年夏の甲子園。聖光学院との準々決勝で2打席連続アーチを含む8打点と爆発して4強入りに貢献した。筒香の名を全国区にした聖地。プロ入り後は昨季まで16打数3安打1打点の打率・188だったが、今年最初の登場で決勝打を放ち、交流戦明け初戦ではチームを7年ぶり勝利に導いた。

 まだ本調子ではなくグリップの位置を下げ、寝かせ気味だったバットを立てるなどフォームの試行錯誤が続く。決勝打の場面も、そこまで6球続いた直球系には合っていなかった。中畑監督も「直球にまだ反応できてない。カーブで逆転打はラッキーと思わないと」と注文を残したが、若き大砲が思い出の球場で復調の足掛かりをつかめば、チームは最下位から浮上できる。

 ▼DeNA・高崎(右肘痛から復帰。6回1失点で3勝目)丁寧に投げられた。151キロ出ていたけど、低めにいっていたのが一番。次はもっと長い回を投げます。

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2012年6月23日のニュース