涌井 シュート回転しなかった直球 渡辺監督「これからも守護神任せる」

[ 2012年6月23日 07:56 ]

<西・オ>9回から登板、力投する涌井

パ・リーグ 西武3-3オリックス

(6月22日 県大宮)
 同点の9回から4番手でマウンドに上がった西武・涌井を出迎えたのは、予想もしない大歓声と万雷の拍手だった。

 開幕からの不調で先発から抑えに配置転換され、さらに女性とのトラブルが週刊誌に報じられたことを理由に、約1カ月、2軍で事実上の「謹慎」生活を送った。

 実戦登板も許されない中、再びマウンドに戻る日を信じて、1軍時代と同様に週2回のブルペン入り。ひたすら直球を投げ続けた。より制球を安定させるため、セットポジションのグラブの位置を低めにもした。この日、シュート回転しなかった直球が練習の成果を物語った。

 「前よりも良かったし、これから(調子は)上がっていくと思う。どんどん勝ちゲームを拾っていきたい」。失った信頼を取り戻す第一歩を踏み出した。

 ▼西武・渡辺監督 涌井は普通の状態で来ていると思う。あとは勝っているところでどうか。ワクにはこれからも(守護神を)任せるつもりだ。

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2012年6月23日のニュース