ヤクルト11回本塁憤死で引き分け 単独首位ならず

[ 2012年4月26日 06:00 ]

<ヤ・中>11回2死二塁、中村の中前打で本塁をつく二走・野口(左)は捕手・谷繁の好ブロックでアウトとなる

セ・リーグ ヤクルト1-1中日

(4月25日 神宮)
 球場を包む歓声がため息に変わった。同点の延長11回2死二塁。ヤクルトの中村が中日・岩瀬から中前打を放ったが、代走の野口が本塁憤死で今季2度目の引き分け。今季初の5連勝を逃し、単独首位を奪取できなかった小川監督は「序盤に得点しないといけなかった。中日も終盤で点が取れなかったし、どっちもどっちですね」と痛み分けを振り返った。。

 11安打でわずか1得点。中田賢を序盤に攻略できなかったことが最後まで響いた。初回1死二、三塁と2回1死二、三塁の好機でいずれも無得点。伊勢総合コーチは「もっと早いうちにつぶさんといけなかった。中田賢は制球が悪かったし、つけ込む隙はあった」と悔やんだ。勝てなかったが収穫もあった。8回以降は5人の継投策で中日打線の反撃をしのいで無失点。負けなかったことが地力の強さを表していた。

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2012年4月26日のニュース