星野監督が提案 マー君VS斎藤「来年は甲子園で」

[ 2012年4月14日 06:00 ]

<日・楽>試合後、勝利投手の田中(右)と握手する星野監督

パ・リーグ 楽天2-1日本ハム

(4月13日 札幌D)
 聖地でやってこそ、正真正銘の「再戦」だ。「最初の1勝は苦労するんだ」。田中に歴代12位となる監督通算989勝をプレゼントされた楽天・星野監督は試合後、早くも夢プランをぶち上げた。

 「来年は甲子園でやるのが一番いい。お互いローテーションを合わせればいい」

 楽天は昨季から甲子園で主催試合を行っている。今季も4月10、11日に西武と2連戦を組んだが、10日は平日にもかかわらず2万2174人の観衆を集めた。球団幹部からは「来年も甲子園でやりたい」との意向を伝えられており、星野監督は06年以来となる甲子園での2人での投げ合いの青写真を描いた。

 場所はどこでも、何度でも再戦を望むのは日本ハム・栗山監督も同様だ。試合前には「斎藤は“野球の子”。野球の神様が生み出したんでしょ。だからきょうは周りがいじってはいけない、そういう試合にしてあげたい」と話していただけに無念が募る。斎藤を7回途中で降板させたことに「日本中のファンが楽しみにしていたのに、けじめがついてない終わり方になってしまった。監督としての立場と、野球人としての立場との葛藤があった。久しぶりに悔しかったシーン。申し訳ない」と頭を下げた。

 ただ、ローテーション通りにいけば、28日のKスタ宮城で再び両投手が同じマウンドに立つ。栗山監督は「斎藤が今の場所で投げていれば、当然そういうことになる」と15日後の再戦に期待した。

 ≪歴代単独12位≫星野監督(楽)が監督通算989勝目。仰木彬監督(オ)の通算988勝を抜き歴代単独12位に浮上した。初勝利は中日時代の87年4月12日の巨人戦(後楽園)。なお、歴代最多記録は鶴岡一人監督(南海)の1773勝。

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2012年4月14日のニュース