黒田 拍手喝さいの初勝利「Wシリーズの最後なら…まだ始まったばかり」

[ 2012年4月14日 08:56 ]

エンゼルス戦で9回途中まで無失点と好投し、ファンの声援を受けベンチに戻るヤンキース・黒田

ア・リーグ ヤンキース5―0エンゼルス

(4月13日 ニューヨーク)
 9回途中まで5安打無失点で、ヤンキースの黒田は本拠地開幕戦で先発の大役を果たし、移籍後初勝利を挙げた。

 球場中から万雷の拍手を浴びてマウンドを降りた。「最高に気持ち良かった」と笑みを浮かべたが、帽子を取って応えなかったことには「ワールドシリーズの最後のゲームなら考えたかもしれない。まだ始まったばかり」と浮かれる様子はない。

 初回、1死二塁でエンゼルスの3番プホルスを左飛、粘る4番モラレスはキャンプで磨いたカーブで空振り三振に仕留めた。「あの1球がすごく大きかった」と黒田。直後に味方が3点を先制。「先に点を取ってもらうと優位に立てるし、すごくリズムが出た」と後は5回まで毎回走者を出しながら連打はなし。2、4回は併殺で切り抜け、後半は交代するまで完璧に抑えた。

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2012年4月14日のニュース