石巻工ナイン 逆転劇で勇気と笑顔届けた 松本監督「何か持っている」

[ 2012年3月22日 16:37 ]

 石巻工―神村学園 4回裏石巻工1死満塁、伊勢の打球が遊撃手の失策を誘い走者一掃の生還。ナインに迎えられる(手前から)木原、阿部克、遠藤
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第84回選抜高校野球大会第2日 第3試合 石巻工5-9神村学園

(3月22日 甲子園)
 前日の開会式で阿部翔人主将が選手宣誓で高らかに響かせた言葉のように、石巻工が、「感動、勇気、そして笑顔」を日本中に届けた。

 4点を追う4回だ。2本の適時打で2点差に迫ると、さらに1死満塁から伊勢の遊ゴロが敵失を誘う間に3者が生還し、5-4と一気に試合をひっくり返してみせた。

 直後の5回、四球と2失策、暴投などで再び逆転を許し、悲願の1勝には届かなかったが、試合後にはスタンドから惜しみない拍手が贈られた。試合後「何かを持っているのかもしれない。よくやった」と松本監督。しばらく涙が止まらない選手たちに向かって「たいしたものです」と笑顔を向けていた。

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