ラミ不在も何の!2安打2打点下園が穴埋めた

[ 2012年3月22日 06:00 ]

<D・オ>3回2死満塁下園が左前に2点適時打を放つ

オープン戦 DeNA3-0オリックス

(3月21日 横浜)
 選手層も厚いぜ!とばかりに、ラミレス不在を感じさせない勝ちっぷりだった。DeNAはオープン戦4試合を残して、06年以来6年ぶりとなる勝率5割以上が決定。中畑監督の表情も自然と緩む。

 「オープン戦に関しては上出来。(勝率が)5割あればクライマックスシリーズにいける。その目標に迷うことなく、真一文字に向かっていきます!」。キャンプから続くし烈な競争に終わりはない。左大腿直筋の肉離れで戦線離脱したラミレスに代わり、前日の楽天戦(横浜)で1軍昇格したばかりの下園が猛アピールだ。3番・左翼でオープン戦初先発。3回2死満塁、左翼線へ先制2点打を放つなど2安打2打点の活躍を演じた。

 1月の自主トレ中に左肘を痛めて2軍キャンプでリハビリ生活。昨年とは違う1軍のお祭りムードに慣れるか不安だった。前日に横浜スタジアム内で中畑監督と一緒に風呂に入った。いきなり裸のお付き合い。1対1で話すのも初めてだった。「気楽にやってくれ」。その言葉で肩の力が抜けた。「凄い親しみやすい監督だと思った」。ラミレスの離脱には「チームにとっては痛いけど、自分にとってはチャンス」と頼もしかった。

 同じく外野の定位置を狙う荒波も3安打1打点。「ここのところ結果が出ていなかったのでよかったです」と笑顔だ。左投手のマクレーンを左打者2人が攻略。3月30日、阪神との開幕戦(京セラドーム)で先発が確実な能見攻略に向けて弾みがついた。指揮官は「相手に(左対左も関係ないという)そういうイメージを持ってもらえたらうれしい」と2人の活躍を喜んだ。

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2012年3月22日のニュース