西武 守護神はテスト入団の新助っ人 渡辺監督「球の質 振る舞いも適任」

[ 2012年3月22日 07:20 ]

<西・中>中日を破り、じゃれながらタッチをする(左から)中島、中村、ゴンザレス

オープン戦 西武8-5中日

(3月21日 西武D)
 西武の守護神が新外国人のゴンザレスに決まった。3点リードの9回を3者凡退に抑えて初セーブ。1死から、大島と森野をスライダーで連続三振に斬った。

 オープン戦6試合で計6回を2安打9奪三振で無失点。初めての連投も難なくこなし「いつも0―0の心構えでマウンドに上がっている。タイガースのバルベルデやヤンキースのリベラのような投手になりたい」とメジャー屈指の抑えを目標に掲げた。渡辺監督も「球の質もマウンドでの振る舞いも、今いるメンバーでは適任」と守護神に指名した。

 ゴンザレスは昨秋の入団テストを経て加入した。昨年12月にはベネズエラのウインターリーグに参加。同僚だったメジャー通算291セーブのロドリゲス(ブルワーズ)から「初球にストライクを取ることが大事。投手優位で駆け引きができるから」と助言を受けた。オープン戦でいまだ無四球とストライク先行の投球を実践している。

 チームはここ数年、抑えを固定できなかった。昨季も先発の牧田をシーズン途中で配置転換。最大の課題をクリアできれば、4年ぶりの日本一が見えてくる。

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2012年3月22日のニュース