渡辺監督「上のレベルの球でない」…大石２軍再調整へ

＜オ・西＞初回、李大浩（左）に２ラン本塁打を浴びた西武・大石

練習試合 西武４―４オリックス

（3月8日 ほっと神戸）
　西武・大石が開幕ローテーション争いから脱落した。オリックスとの練習試合（ほっと神戸）に先発して４回６安打４失点。味方の失策など不運もあったが、予定の５回を投げきることができず、２軍再調整も決まった。

　直球の最速は１３７キロ止まりで、セットポジションになると１３０キロを切るなど球威を欠いた。初回２死一塁では、李大浩（イデホ）にカーブを左翼スタンドに運ばれるなど変化球の制球も定まらなかった。今後は２軍に合流して教育リーグで登板する。「きょうは全てにおいて、いいところがなかった。やるしかないので、しっかり練習します」と出直しを誓った。

　渡辺監督は期待の右腕に「この時期にきて、あまりにもバットの芯に当てられすぎ。直球、変化球と一つ一つの球を見ても上のレベルの球ではない」と総合的なレベルアップを求めた。さらに、「１年通してケガ人が出ることもあるので、そういう時のためにしっかり準備してもらいたい」と続けた。開幕ローテーションは涌井、岸、牧田、西口、石井の５人が入ることは確実。残り１枠を菊池と新人の十亀で争う。