場所取りで20球団スカウトとカメラマン険悪ムードに

[ 2012年3月9日 06:00 ]

オープン戦 レンジャーズ6―2パドレス

(3月7日 ピオリア)
 レンジャーズ・ダルビッシュが見せた圧巻の投球にライバル球団も戦々恐々だ。この日は20球団のスカウトが集結。バックネット裏に座れず立ち見していた際に、場所取りをめぐってカメラマンと険悪なムードになる場面まであった。

 特に警戒を強めたのが、4月6日(日本時間7日)から開幕3連戦を戦うホワイトソックスだ。同球団のスカウトは「ツーシームとスライダーが良かった」と評すると、「本当に3連戦で投げるのか?」と日本メディアに逆取材。ダルビッシュの公式戦デビューは同8日(同9日)の3戦目が有力で、スポーツ専門局ESPNも全国中継を予定。全米の視聴者の前で引き立て役に回るのだけはご免、との口ぶりだ。

 同じア・リーグ西地区で計19試合が組まれているマリナーズのスカウトは、ダルビッシュが降板するやさっさと球場を後に。フィリーズのスカウトは「14から15は勝つだろう」と評した。まさに与えたインパクトは絶大だった。

続きを表示

2012年3月9日のニュース