ルーキー十亀、小石に期待 渡辺監督 ローテは「これからの競争次第」

[ 2012年2月5日 10:36 ]

森氏に今季への意気込みを語る渡辺監督(左)
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 【球春ザ・インタビュー 森繁和氏が西武・渡辺監督直撃】

 森 打線がうまくかみ合えば優勝のチャンスはいくらでもある。まして、戦力ダウンしている球団もあるわけだから。

 渡辺 選手も去年は悔しい思いをして、優勝したい気持ちが強い。去年の終盤で負けられない戦いを経験してCSに出場したことは大きな財産になると思います。今年は優勝争いで、その経験を生かしたいですね。

 森 新人にも頑張ってほしいね。十亀、小石はそこそこできそうだから、ベテランの西口あたりも必死にやるはず。バランスの取れたチームになると思うよ。

 渡辺 若手もベテランも、どんどん競争意識を持ってやってほしいですね。しかも、高いレベルでの競争ですね。そうすれば、おのずとチーム力は上がりますから。

 森 今の段階で名前を挙げるのは難しいかもしれないけど、ローテーションの軸や6人の枠はどうなりそう?

 渡辺 今のところ、そこまでいってないですね。もちろん、気持ちの中ではありますけど、これからの競争次第ですよ。

 森 ブルペンで十亀、小石を見たけど、面白い投手だね。新外国人のゴンザレス、ウィリアムスも面白い球を投げていた。新人、外国人がうまく役割をこなせば、すっと抜け出す可能性も感じた。

 渡辺 外国人が抑えにはまれば大きいですね。試合もそうだし、チームづくりでも後ろから計算することもありますから。そこが決まらないことには落ち着かないですよね。ウィリアムスは長身(1メートル91)で球に角度もあるし、カーブも軌道が大きくて面白い存在になりそうです。十亀は思ったよりも球に威力がありますし、カーブもブレーキが利いていて曲がりが大きい。小石は球の出どころが見えにくい独特のフォームから切れのある球を投げます。どちらの新人も楽しみですね。

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