あいまいな指示にぶ然 上原 「怒りの投球」で3者連続三振

[ 2011年6月23日 08:07 ]

パイレーツ戦の8回に登板し、1回を無安打無失点、3者連続で空振り三振を奪ったオリオールズ・上原

 オリオールズの上原は22日、ピッツバーグでのパイレーツ戦に4―5の八回に3番手で登板し、1回を無安打無失点、3者連続で空振り三振を奪った。チームは4―5で敗れた。

 絶好調と思いきや、試合後は「怒りの投球です。正直準備していなかった」と上原。八回表にウオームアップを始めたが、ベンチの指示は「いつでも投げられるように」というあいまいなもの。自軍の攻撃が投手のジョンソンまで回らなかったため続投と考えていたところ、登板を命じられた。

 準備不足のままで、しかも相手は巧打の3番A・マカチェンからという厳しい条件。それでも闘志を前面に出し、外の速球と、落差のあるフォークボールを有効に使って打者3人をいずれも空振り三振に仕留めた。

 「いくかいかないか、はっきりせずに、そのまま(登板)という感じだった。結果がすべて。自分としては良かったけど、チームとしては負けた」とぶ然とした表情だった。

続きを表示

2011年6月23日のニュース