雄星が1軍再昇格へ猛アピール イースタン3勝目

[ 2011年6月23日 06:00 ]

イースタン横浜戦で7回を2失点に抑えた菊池

イースタン・リーグ 西武3―2横浜

(6月22日 西武第2)
 西武・菊池が、イースタン・リーグ、横浜戦(西武第2)に先発し、7回7安打2失点で2軍戦3勝目。1軍再昇格へ猛アピールした。

 1軍初登板となった12日の阪神戦(西武ドーム)では3回途中4失点KO。翌日2軍落ちしたが、習得中の新球・フォークを試すなど変身した姿を披露した。5回1死。森本から空振り三振を奪った球は、内角低めに鋭く落ちた。「フォークの握りでチェンジアップみたいな軌道です。これから投げていくうちに良くなればいいですね」。阪神戦は直球とスライダーだけで打ち込まれ、1軍で勝つために本格的に習得に着手している球だった。

 中9日での先発登板。腕の位置を少し下げ、上げた右足は止めることなくスムーズなフォームに改良した。「この前の試合では腕が上がり過ぎていた。高校時代のDVDを見て腕を下げました」。最速は145キロでプロの実戦では最多となる100球を投げた。「今までは自己満足で気持ち良い球を投げていた。打者目線で嫌がることをしないと上では勝てないと思った。きょうは角度がついていたと思う」と1軍登板の反省を生かした。

 視察した渡辺監督は「抜く系の球も良かった。本塁打を打たれた北を7回は注文どおりのゲッツーに取ったのは評価できる」とし、7月の13連戦中の先発チャンスに「期待は持てるね」。17日に20歳になったばかりの左腕は「これからは大人の投球をしていきたいです」と、決意を新たにしていた。

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2011年6月23日のニュース