藤岡サヨナラ呼ぶ熱投!左ふくらはぎにけいれんも

[ 2011年6月12日 18:44 ]

2年連続で最高殊勲選手と最優秀投手に選ばれた東洋大・藤岡

全日本大学選手権 東洋大3-1慶大

(6月12日 神宮)
 2連覇を決めた東洋大ナインの歓喜の輪に藤岡はいなかった。左ふくらはぎにけいれんを起こし、劇的な小田のサヨナラ本塁打の瞬間はベンチ裏で治療をしていたのだ。「みんなが騒いでいて知った。次の回も投げるつもりだったが、決めてくれて良かった」と左腕が笑顔を見せた。

 準々決勝から3日連投で疲労の色が濃く、終盤は自慢の直球が130キロ台に落ちた。左脚がつり、苦しげな表情を見せた延長10回に高橋監督がマウンドへ駆けつける場面もあったが、気迫の投球で1大会最多記録にあと一つと迫る通算48個目の三振を奪う。春の東都リーグ戦に続き、今大会も全試合に登板したエースの熱投が報われたのはその直後だった。

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2011年6月12日のニュース