東洋大・藤岡連投も4回無失点 決勝はもちろん先発!

[ 2011年6月12日 06:00 ]

<東洋大・九州共立大>4回を無失点に抑えた藤岡

全日本大学野球選手権 東洋大2―0九州共立大

(6月11日 神宮)
 本来の出来ではなくても得点は許さない。東洋大の左腕エース藤岡が2番手で4回1安打無失点の好救援。2年連続日本一へ王手をかけた。

 「少し疲れはありました。1点もやれない状況だったし緊張もあったけどバックがよく守ってくれました」

 最速153キロ左腕は1点リードの6回にマウンドへ。前日7回投げた疲労もあって制球がばらつき、最速も147キロ止まり。それでも慌てない。4三振を奪って今大会通算36奪三振。05年に創価大・八木(現日本ハム)が記録した大会最多の49奪三振の更新にも望みをつないだ。「記録はいければいいけど、勝利が最優先。バックを信頼して投げたい」。高橋昭雄監督も「(決勝は)藤岡でいきます」とエースに連覇を託すことを明言した。

 自身を含め「ビッグ3」と称される東海大・菅野、明大・野村といったビッグネーム不在の今大会。孤軍奮闘する左腕は「2人の分も、しっかり盛り上げられているとは思います。ここまで来たら最後までしっかり投げたい。東都代表として負けられない」と最後の一戦に闘志を燃やす。

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2011年6月12日のニュース