金子千 沢村に投げ勝ち今季2勝目 巨人連勝ならず!

[ 2011年6月12日 18:00 ]

お立ち台で声援に応える今季2勝目の金子千(右)と決勝2ランの北川

交流戦 オリックス3―2巨人

(6月12日 京セラD)
 オリックスは1―1の8回2死からT―岡田が二塁打で出塁し、北川が左越えに1号2ランを放った。金子千が8回を5安打1失点で2勝目。巨人は力投の沢村を見殺し。9回に代わった岸田から1点差としたが、後が続かなかった。
【試合結果】

 11日に連勝が止まったオリックスは、12日も京セラDで巨人と対戦。6月5日に復活したエース・金子千が先発マウンドに上がった。一方、連敗を4で止めた巨人は、沢村が先発。また、前日、復帰即先頭打者弾を放った亀井が2試合連続の「1番・三塁」。「2番・遊撃」で坂本、「5番・右翼で」高橋由が先発メンバーに名を連ねた。

 初回、オリックスは田口、後藤の連打で1死一、三塁とし、T-岡田のショートゴロの間に先制。

 だが、2回に先頭のラミレスが初球をすぐさま左翼へ放り込み、10号ソロで追いついた。

 オリックスも2回2死一、二塁のチャンスをつくったが、坂口が三塁フライに倒れ、勝ち越しならず。

 その後、投手戦が続き、オリックスは6回2死から北川が左前打。左翼・谷が打球の処理をもたつく間に二進した。だが、続くイ・スンヨプが見逃し三振に倒れ追加点が奪えない。

 巨人は7回、先頭のラミレスが四球で出塁。続く高橋由が送りバントも二塁でラミレスがアウトになり、今度は高橋由が二盗を試みたもののタッチアウトと拙攻で得点を奪えなかった。

 巨人は8回1死から谷が右中間フェンス直撃の二塁打。藤村が内野安打で続き一、三塁とした。亀井はセカンドゴロに倒れ、挟殺プレーの間に2死二、三塁。坂本も空振り三振に倒れた。

 その裏、オリックスは2死二塁から北川が沢村のストレートを左中間スタンドに運び2点を勝ち越し。先発の金子千を援護した。

 オリックスは9回から先発・金子千に代わって守護神・岸田がマウンドに。2死から高橋由に二塁打を許し、長野に中前適時打を浴び1点差に迫られた。それでも阿部を3塁ファウルフライに打ち取り12セーブ目。金子千は今季2勝目を手にした。沢村は5敗目。

 お立ち台は投打のヒーローが登場。今季第1号が値千金の決勝弾となった北川は「気持ちよかった。最後のチャンスだと思って打席に入った。飛ばないボールになって今年は一本も打てないと思ったこともあったので凄くうれしい」。

 金子千は「沢村が良いピッチングをしていたのでつられた。まさか北川さんが打ってくれるとは思わなかった。ありがとうございます」。北川には少々!?失礼な“本音”も飛び出すほど、チームのムードはいい。

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