島袋恩師・我喜屋監督「1勝の大変さ、わかったのでは」

[ 2011年5月14日 06:00 ]

大学初勝利を飾った中大・島袋はボールを手に笑顔を見せる

 東都大学野球リーグ第6週第2日 中大1―0亜大

(5月13日 神宮)
 中大・島袋の恩師、沖縄県那覇市の興南高・我喜屋優監督(60)に話を聞いた。

 ――島袋が大学初勝利です。

 「本人もホッとしたんじゃない。なかなか勝てずに生みの苦しみだと思っていた。ただ内容は悪くなかったし、心配はしてなかった。1勝するのがどれだけ大変かというのが分かって良かったんじゃないか」

 ――最近会ったのは。

 「2月のキャンプで肩の違和感があって沖縄に帰ってきた時かな。甲子園が終わって体がガタガタになってたし、しっかり体をつくってから投げなさいと話した。良くても悪くても注目されるし、使ってもらったら全力でやる子だから。周りの期待もあるけど、抑えながら焦らずじっくりやってほしかった」

 ――今後に向けて。

 「まずは体を大きくしないと。甲子園で連覇したからってまだまだ上はいるからね。望みは高いところに置いてやってほしいね」

 ▽島袋の甲子園 興南2年で春夏連続出場も初戦敗退。3年の春は全5試合に先発して4完投(完封1)。計46回を投げて8失点、防御率1・17。沖縄県勢として沖縄尚学の2度に続く3度目のセンバツ優勝に導いた。夏も全6試合に先発して4完投。計51回で12失点、防御率1・94。県勢悲願の夏初優勝とともに史上6校目の春夏連覇を達成した。

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2011年5月14日のニュース