由規、苦しくても…7回7安打3失点で4勝目

[ 2011年5月14日 06:00 ]

<横・ヤ>先発・由規が7回3失点で4勝目を挙げる 

セ・リーグ ヤクルト6-4横浜

(5月13日 横浜)
 悪いなら悪いなりに抑える。プロ4年目の成長の証だ。ヤクルト・由規が7回を7安打3失点に耐えて忍んでハーラートップに並ぶ4勝目を手にした。

 「ここぞの勝負で甘くなったけど、悪いなりに相川さんのサイン通りに投げられた」。初回にスレッジに152キロ直球を先制二塁打され、3回以外全て走者を背負う苦しい投球。それでも球速を気にせず、昨年の対戦防御率4・55の横浜相手に最後まで集中力を切らさなかった。ピンチで今季初めてツーシームも解禁。小川監督も「よく頑張った」と言った。

 次回は出身地・仙台で20日の楽天戦。田中との投げ合いが濃厚だ。仙台遠征中には震災の犠牲となった仙台育英時代にバッテリーを組んだ斎藤泉さん(享年22)の石巻市の実家を訪れる。「いろんな思いをかみしめながら冷静に投げたい」。由規は成長した姿で地元へ勇気を届けるつもりだ。 

続きを表示

2011年5月14日のニュース