西岡激白「早く戻りたいが…まだ足はズキズキする」

[ 2011年5月14日 06:00 ]

フロリダ州リーカウンティで練習に励むツインズ・西岡

スポニチ単独インタビュー(1)

 ツインズの西岡剛内野手(26)が12日(日本時間13日)、スポニチの単独インタビューに応じた。4月7日(同8日)のヤンキース戦で、併殺阻止を狙ってスライディングした走者との交錯プレーで左すね腓(ひ)骨を骨折。それから1カ月余り…。キャンプ地のフロリダ州リーカウンティで行うリハビリでは、一進一退を繰り返し、焦る気持ちを必死に抑えながら日々を送っている。憧れのメジャーデビューからわずか6試合目での悪夢をどう受け止め、前へ進もうとしているのか。西岡の胸中に迫った。

 ――骨折から1カ月以上が経過。全治4~6週間との診断だったが、現在のリハビリ状況は。

 「7割くらいまでは順調に来ていましたが、ランニングをメニューに入れて8割まで来たかなと思ったら、また痛くなって、6割まで後戻り。僕もこういうことが初めてだから、ストレスはたまります」

 ――まだ痛みはある。

 「ズキズキしてますね。人間が日常生活を送る上で、一番大切なものといえば足だと思う。その足を1カ月動かさないと、筋肉量も落ちるし、落ちた筋肉を元に戻すのは苦しい」

 ――打撃練習をこなし、守備練習でもノックを40~50球受けている。

 「足だけじゃなく、他の部分も弱っている。打撃や守備を始めれば、ケガをしていないところも痛くなり、疲労がたまりやすくなっている。そこは慎重に取り組みたい。でも、疲れに慣れるのもリハビリのひとつの目的だと思う」

 ――骨折から最初の2週間は動けず、野球ができないつらさもあった。

 「動けない状態から比べたら、練習であっても野球ができるのは、凄く幸せだしうれしい。でも、プロ野球選手はファンの前で、試合を見てもらうのが仕事。早く復帰したいという気持ちは強い。ただ、ここでうそをついて8割の状態で戻ったとしても、100%の力が出せなければチームに迷惑。慎重にならなければ」

 ――ロン・ガーデンハイアー監督も完治してからと言っている。

 「先に言ったことと矛盾しますけど、選手としてはやっぱり一日でも早く戻りたい。焦る気持ちを抑えろといっても正直、なかなか難しいですね」

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2011年5月14日のニュース