東海大相模 公式戦初登板左腕が“まさか”の1失点完投

[ 2011年3月27日 16:20 ]

<関西・東海大相模>力投する東海大相模先発の庄司

第83回選抜高校野球1回戦 東海大相模9-1関西

(3月27日 甲子園)
 東海大相模は手術明けのエース近藤ではなく、公式戦初登板となる技巧派・庄司が先発。当初は3回までという予定が、終わってみれば1失点完投の好投で「3回以降は投げれれば、という感じでした」と夢見心地の表情で笑った。庄司をリードした捕手の佐藤も「うまく緩急をつけて、相手の的を外しながらピッチングできたと思います」と絶賛した。

 昨秋の関東大会はベンチにすら入っていなかった左腕は、先発に5人並ぶ左打者対策として起用された。1回の1死満塁を無失点でしのいでペースをつかむと、8回まではわずか3安打の完封ペース。9回に3連打を浴びて得点を許したが「練習試合でも6回が最長だったから、7回以降は疲れた。完封なんて意識しない」と笑った。

 門馬監督も「エースの近藤は4回からいく予定だった。もう1回、もう1回と考えているうちにあそこまで」と背番号17の快投に驚き。打線も序盤から積極的な打撃で初回に2点先制すると、その後も効果的に加点。9点の大量リードで、初めて大舞台に立った2年生左腕を盛りたてた。

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2011年3月27日のニュース