松井獲得 いまだ鈍い動き 関心示した複数球団は補強着々

[ 2010年12月3日 15:21 ]

11月11日、来季の去就について語るエンゼルスからFAになった松井秀喜外野手

 エンゼルスで今季プレーし、フリーエージェント(FA)となった松井秀喜外野手の獲得に手を挙げる球団がなかなか見当たらない。先月のゼネラルマネジャー(GM)会議で松井に関心を示した複数の球団は既に戦力補強に動き、来季に向けたピースが埋まりつつある。

 「(松井は)興味深い選択肢だ。(獲得検討の)リストに入っている」と言っていたホワイトソックスは今季38本塁打のダンを射止めた。39本塁打した一塁手のコネルコの引き留めに成功すれば、指名打者(DH)はダンに任せればいい。
 タイガースが探していた「外野を守れるDH」に松井はぴったりと思われたが、先日獲得した強打のマルティネス捕手は一塁手やDHもこなせる。アスレチックスはヤンキースからFAとなったバークマン内野手との交渉に入ったという。両打ちの強打者は36歳の松井よりも2歳若い。
 レイズやマリナーズなどDHが手薄な球団はあるが、FA市場には好左腕リーや俊足のクロフォード、強打のワース両外野手ら大物が残っている。関係者が一堂に会して6日に始まるウインターミーティングを機に大きな動きが出れば、松井との交渉に本腰を入れる球団が出てくるかもしれない。
(共同)

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2010年12月3日のニュース