巨人、課題残す勝利…きめ細かな攻撃はできず

[ 2010年10月2日 19:56 ]

 【巨人7―1横浜】2本塁打で主導権を握った。三重殺などの好守もあった。だが、原監督は「反省するところもある」と、手綱を締めることを忘れない。快勝した巨人には課題も残った。

 0―1の二回にラミレス、脇谷の一発で逆転した。四、七回に追加点。理想的な展開にも見えるが、きめ細かな攻撃はできなかった。
 四回無死二塁では、右方向へ進塁打を転がしにいった古城が三邪飛に倒れ、続く脇谷も遊飛で走者はくぎ付け。投手・藤井の適時打で点が入ったのは幸運だった。
 七回は無死二塁で寺内が送りバントを失敗。坂本の三振が振り逃げとなって好機が広がり、矢野の2点適時打につながったが、指揮官は「あの場面でしっかり決められないようでは」と厳しく指摘した。
 試合のなかった1日に、チーム全体でバント練習に取り組んだばかり。クライマックスシリーズの厳しい戦いを見据えるなら、看過できるミスではない。「まだまだ、課題はいっぱいありますよ」という伊原ヘッドコーチの言葉が、現状を的確に表している。

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2010年10月2日のニュース