来季へ希望の光…横浜の19歳左腕、堂々の初登板

[ 2010年9月27日 06:00 ]

好投した真下

 【横浜3-2巨人】プロ初登板の19歳が巨人打線を幻惑した。横浜ドラフト4位左腕・真下(まっか)が7回途中4安打2失点。初勝利は逃したもののお立ち台ではファンの声援に応えた。

 昨季まで在籍した西武・工藤の背番号47を継承。先輩左腕ばりの大きなカーブを1メートル88の長身から投げ下ろした。圧巻は小笠原との対決。「オーラが出ていたけど、三振を取るしかないと思った」と自慢のカーブで2三振を含む3打数無安打に封じた。
 だがラミレスには2発被弾。「中学校では野球イコール巨人で、その4番だから対戦したかった。次は抑えたい」と初々しかった。「想像以上の投球だった」と尾花監督も絶賛した19歳。3年連続最下位が決定している中、来季への希望の光がともった。

 ◆真下 貴之(まっか・たかゆき)1991年(平3)4月19日、北海道室蘭市生まれの19歳。千葉・南子安小5年から野球を始める。君津シニアで投手、一塁手。東海大望洋1年秋からベンチ入りして2年秋からエース。3年夏は千葉大会4回戦敗退。09年ドラフト4位で横浜入団。家族は両親、姉。1メートル88、76キロ。左投げ左打ち。

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