イチロー 反撃の口火切る左前打

[ 2010年8月24日 10:36 ]

 マリナーズのイチロー外野手は23日、ボストンでのレッドソックス戦に「1番・右翼」で出場し、3打数1安打だった。内容は空振り三振、敬遠四球、左前打、二ゴロで打率は3割1分1厘。チームは3―6で敗れた。

 イチローがマリナーズ反撃の突破口となった。6回先頭での3打席目。ラッキーが投じた148キロ速球をライナーでレフト前に運んだ。2番フィギンズも左前打で続き、その後エラーで1死満塁。ここでコッチマンの右前2点適時打が出た。
 1―0の5回、味方左翼手の落球でピンチを招き、逆転された。そのまま一方的に押されそうな雰囲気をイチローの鋭い打球が覆した。レッドソックス先発ラッキーは昨年までは同じア・リーグ西地区のエンゼルスに所属。お互いの手の内は分かっているのだろうか。初球の内角球を完ぺきにとらえていた。
 朝からの降雨でグラウンドは柔らかい。試合中にも雨がぱらつき、上空には強い風が巻く最悪のコンディション。終盤に突き放される展開ながら、イチローはそつなく攻守をこなした。(共同)

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2010年8月24日のニュース