基本線は残留だが…横浜が上原獲得を狙うワケ

[ 2010年8月24日 08:22 ]

 横浜は今季、抑えの山口を先発に転向させる構想だったが、守護神候補のブーチェックにメドが立たず開幕直前に配置転換を断念。その山口は2勝8敗23セーブと結果を残しているが、球団では将来のエースとして来季は先発に再挑戦させたい意向がある。となれば抑え投手の人選が急務となるが、経験豊富な上原であればそれも補うことができる。

 尾花監督は巨人時代、投手コーチとして06~08年に指導を受けた間柄。さらに、昨オフロッテから移籍した清水は同い年でプライベートでも連絡を取り合う仲であるなどチームに溶け込みやすい要素はそろっている。上原は08年オフにオ軍と2年1000万ドル(当時約9億4000万円)で契約。今季限りで契約は切れるが、契約満了後即FAの資格を得る条項も契約に盛り込んでいる。メジャー残留が基本線と言われているが、本人が希望すれば日本球界への復帰に支障はない。
 海を渡ってスケールアップした右腕が、ベイ再建の柱となるのか。今後の動きに注目が集まる。

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2010年8月24日のニュース