オガラミ弾で天敵討ち!小笠原350号

[ 2010年5月31日 06:00 ]

<西・巨>お立ち台で「よろこんで」のパフォーマンスを見せるラミレス(左)と小笠原

 【巨人5-1西武】オガラミ弾でついに天敵を攻略した。巨人は30日、過去5度の対戦で4勝を献上している西武先発の岸孝之投手(25)に対し、小笠原道大内野手(36)が初回に通算350号となる先制13号ソロを放てば、アレックス・ラミレス外野手(35)は3回の18号2ランを含む4打点。全5打点を叩き出した3、4番コンビの活躍で、チームはセパ首位対決に連勝し、3連勝で貯金を今季最多の14とした。

 過去5度の対戦で計4点しか奪えなかった岸に対し、最強3、4番コンビが全5打点を叩き出し、初めて土をつけた。お立ち台に向かった2人を見送った後、原監督は会見場に現れると「岸はうちにとって特別な投手。主軸がしっかり対策して勝った」と称賛した。
 天敵からのチーム初本塁打は小笠原だった。初回、1ボールから2球続いた直球を左翼席に運ぶ、史上24人目のプロ通算350号ソロで先制。「1球で仕留められた。長い歴史の中での24人。うれしい」。この一発が攻略への号砲となった。

 ラミレスは、岸の最大の武器であり、巨人打線が苦しんできた大きなカーブをとらえた。3回無死一塁、2球続いたカーブが高めに浮くと、左翼席に18号2ランを叩き込んだ。「ストライクゾーンに入ってきたので見逃さずに打てた」。確かに打った球は本来の落差はなく、岸にしてみれば失投かもしれない。しかし、篠塚打撃コーチは「カーブをとらえられたのが大きい」と言った。

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2010年5月31日のニュース