誕生日前の悲劇…中田 左ひざ半月板損傷

[ 2010年4月22日 06:00 ]

 日本ハムの中田翔外野手(21)が21日、イースタン・リーグ巨人戦(鎌ケ谷)で左ひざ半月板損傷の重傷を負った。

 3番・左翼でスタメン出場した中田は、4回の守備で左中間の打球を追った際に左ひざを痛めてそのまま交代。その後、都内病院で精密検査を受けて「左ひざ半月板損傷」と診断された。報告を受けた中垣チーフトレーナーは「手術をしなかったら1週間から10日。手術をしたら1カ月ぐらいで戻れると思う。2、3日は炎症の様子を見て、それから決める」と今後の見通しを語った。

 中田は3年目の今季、3月20日のソフトバンク戦(札幌ドーム)で初の開幕スタメンを果たし、2点打を放ったがその後は不振。16試合で41打数8安打、打率・195で今月19日に出場選手登録を抹消されていた。降格の際は「また一からです」と早期の1軍復帰を誓っていたが、それもかなわなくなった。

 3月には西武・銀仁朗が「左ひざ内側半月板損傷」と診断され、手術を受けている。選手にとってひざは生命線。中田自身は「大丈夫です」と気丈に話しているが、数日中に手術をするかしないかの結論を出す。「残念。早くいい形で上に戻ってこられるようにと思っていたので」と梨田監督。勝負の3年目。22日の21歳誕生日を前に起こったアクシデントで、中田が試練の時を迎えた。

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2010年4月22日のニュース