黒田 狭くて苦労 おまけに「ジャッジが覆ったのは初めて」

[ 2010年4月22日 13:10 ]

レッズ戦の6回途中で降板、ベンチで迎えられるドジャース・黒田

 【ドジャース14―6レッズ】立ち上がりから、勝負球の制球に苦しんだ。ドジャースの黒田は一回1死一塁から、「久しぶりに苦労した」と狭いストライクゾーンに悪戦苦闘。3番ボットへは速球が真ん中寄りに入り、右中間への2点本塁打。5番ローレンに打たれた左越えのソロ本塁打も、2ボールからの速球が真ん中へ入った。「狭かった分、インサイドへいけなかった」と悔やんだ。

 四回2死満塁からは、9番の投手ハラングの右直で3アウトのはずが、レッズの抗議で「ワンバウンドの安打」という判定に覆った。既にベンチに戻っていた黒田は、「長くやって来て、ジャッジが覆ったのは初めて」と驚いたが、まだ同点だと前向きに考え「粘り強く投げていれば打線が打ってくれる」と気持ちをリセット。次打者を空振り三振に仕留めて、ピンチを切り抜けた。
 打線の援護も得て、苦労してつかんだ今季2勝目に、「こういう投球を続けていって、チームに勝ちがつくといい」と及第点。次回登板に向けて、早くも気持ちを切り替えていた。(共同)

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2010年4月22日のニュース