松坂「難しい 厳密に言うと間に合わなかった」

[ 2010年4月4日 11:19 ]

 普段の力強さが感じられず、最も遅い「速球」は130キロ台前半だった。松坂は4回を2安打1失点。「中継ぎでゲームに入るのは難しい。厳密に言うと(準備が)間に合わなかった」。慣れない2番手登板で、持ち前の球威を出せなかった。

 相手のナショナルズは先発ウェークフィールドのナックルボールを早打ちして凡打を重ね、出番を指示されていた五回があっという間に回ってきた。先発のときは、試合前にウオームアップ、キャッチボール、遠投、そしてブルペンで投球練習と段階を踏むが、この日はそれが思うようにできない。先頭打者に四球を与えるなど制球が定まらず、4四死球と荒れた。
 それでも、ベテランのロドリゲスを2併殺に仕留めるなど、何とか1失点にまとめ「調子が良くない中で、自分なりに工夫して投げられた」と収穫もあったようだ。
 時間はある。チームは4日にヤンキース戦で開幕するが、キャンプイン直前の背中の張りなどで調整が遅れた松坂は、4月下旬の公式戦初登板を目指す。マイナーで3試合が予定される先発マウンドで状態を上げていくつもりだ。(共同)

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2010年4月4日のニュース